ーードキドキ……… アタシの脈拍は初めてケンシローに逢ったあの日の数倍にもなり…地震でも起こしそうな位だった。 ーードキ……ドキ… 時間感覚もなくなりそうになった時… ケンシローが「キスしてええ」と… アタシはマヂで心臓が飛び出てしまいそうで… でも黙って目を閉じた。 ーー来る… ーー嫌だ… ーーこれ…ファーストキス… と思っているとケンシローの息遣いが…呼吸が顔を覆い隠し… 唇がアタシの唇に重なり合った。