私が、ホストにハマった話

迷っている気持ちとは裏腹に



その男の子とパチッと目が合った



「1時間どうですか?」


ニコッと笑う笑顔には私たちの迷う気持ちを吹っ飛ばす力があった


真愛「行こっか」



玲奈「うん」



先程とは打って変わって玲奈ももう不服な顔はしていなかった



閉まっているドアの前を開けると
先程の町とは打って変わって


レーザーライトが飛び回り
少し心地の悪い音量のBGMが体を包み込んだ



ーーーーーーーーーーお客様ご来店です



どこからともなくマイクを通した声が聞こえてきた


その声が聞こえたと思うと


ーーーーーーーーーーいらっしゃせーー!


従業員であろう男性の声が複数聞こえてきた。







「男の子がお隣に座りますので対面にお座り下さい」



案内してくれた内勤さんに誘導され

玲奈と対面に座らされた