虹橋の先へ




――でも。



「レジー様、私ね。何が悔しいって、父や叔父様の言う通り、自分が何も知らなくて……何もできていないことなんです」



父やロイが、ただ意地悪で止めるのなら。
ただ、子供だからと一笑に付しているのなら、もっともっと子供っぽく駄々を捏ねるだけに留めていたかもしれない。



「許しが出なかったのは、単に年齢だけが理由じゃない。そんなこと、分かっています。もう、あと数年も経てば、あの頃の叔父様やジェイダ様とも変わらない歳になるのに。なのに、私はお二人に比べて何の役にも立ててないない。そんなこと、自分が一番分かっています。だから……!!」



どうにかして、機会を得たかったのだ。
自分の目で見て、手で触れて、その空気を纏い感じたかった。
無知だというなら、もっと学ばなくてはいけないのなら。
それを認める場所は、あの城の自分の部屋ではいけない気がした。