“晴翔?ごめんね。
私、ちゃんと伝えられたかな。ありがとうって。
愛してるって。
言わなくてごめんね。私、余命一年だったの。
ほんとにほんとにごめんなさい。
でも、わかってくれるかな。
私、愛してたの。ごめんね。
伝えきれないけど、ごめんなさい。
そして、伝えきれないけど、ありがとう。
ほんとは手紙にしようかなって思ってたんだけど、
書こうと思ったときにはもう書けなくて。
音声にしてみました。
元気してた?私のこと覚えてた?
いいんだよ。
晴翔は優しいから、私のこと忘れられないかもしれない。
けどね?忘れていいんだよ。
でも、時々でいいから。ほんとにたまにでいいから、思い出してくれたら嬉しいです。
覚えていてくれたら幸せです。
ありがとう、愛してるって言わせて?
ほんとにほんとに愛してる。幸せだったよ。晴翔。”
西崎は最後の言葉を聞く前に膝から崩れ落ちた。
「唯葉。唯葉、忘れないよ。忘れられないよ。」
号泣して、状況のわからない愛は困って俺を見ていて。
でも、俺もどうしたらいいか、わからなくて。
西崎の背中に本当のことを言ったんだ。
「こんなに遅くなってごめんな。
実は唯葉ちゃんに、全部聞いてた。
余命のことも、全部全部言わないでって。言った方がいいってわかってた。
けど、2人を愛してるんだって、そんなこと言われちゃ何もできなくて。
今になってごめん。今だって。
なんかそんな気がしたんだ。
晴翔が挫けたら聞かせてやってって言われてたから。」
そして、俺が西崎に笑顔でいて欲しかったから。
でも、これまで西崎は唯葉ちゃんが死んだ日から一度も弱気にならなかった。
だから、言わなかった。
そう思ってることくらい、忘れられないことくらいわかっていたのに。
言わなかった。
言わなかったんだ。
私、ちゃんと伝えられたかな。ありがとうって。
愛してるって。
言わなくてごめんね。私、余命一年だったの。
ほんとにほんとにごめんなさい。
でも、わかってくれるかな。
私、愛してたの。ごめんね。
伝えきれないけど、ごめんなさい。
そして、伝えきれないけど、ありがとう。
ほんとは手紙にしようかなって思ってたんだけど、
書こうと思ったときにはもう書けなくて。
音声にしてみました。
元気してた?私のこと覚えてた?
いいんだよ。
晴翔は優しいから、私のこと忘れられないかもしれない。
けどね?忘れていいんだよ。
でも、時々でいいから。ほんとにたまにでいいから、思い出してくれたら嬉しいです。
覚えていてくれたら幸せです。
ありがとう、愛してるって言わせて?
ほんとにほんとに愛してる。幸せだったよ。晴翔。”
西崎は最後の言葉を聞く前に膝から崩れ落ちた。
「唯葉。唯葉、忘れないよ。忘れられないよ。」
号泣して、状況のわからない愛は困って俺を見ていて。
でも、俺もどうしたらいいか、わからなくて。
西崎の背中に本当のことを言ったんだ。
「こんなに遅くなってごめんな。
実は唯葉ちゃんに、全部聞いてた。
余命のことも、全部全部言わないでって。言った方がいいってわかってた。
けど、2人を愛してるんだって、そんなこと言われちゃ何もできなくて。
今になってごめん。今だって。
なんかそんな気がしたんだ。
晴翔が挫けたら聞かせてやってって言われてたから。」
そして、俺が西崎に笑顔でいて欲しかったから。
でも、これまで西崎は唯葉ちゃんが死んだ日から一度も弱気にならなかった。
だから、言わなかった。
そう思ってることくらい、忘れられないことくらいわかっていたのに。
言わなかった。
言わなかったんだ。



