『結び目』

「あいー!!おっはよ!」


俺には大事な友達がいる。



「おはよ!みや!」


「くるくるおはよー!!」


俺の名前は久留須宮(くるすみや)で、

みんなからくるくると呼ばれている。



俺は欲に言う可愛いキャラ?で。

可愛いキャラを楽しんでいる。

元々、騒がしいのは嫌いじゃないし、まあいっかのテンションだ。



普段の一人称は僕だが、ほんとは俺と言っている。


別にこのあだ名に不満はない。


好きでもなかった。


でも、きっと言葉にするとみんなが嫌になる。


それなら、俺が背負ってやるからって。


俺は愛にみやと呼ばれるのが好きだった。



唯一、みやと呼ぶのが愛。
新庄愛。



愛は他の人にはない明るさがあった。


愛が来るとみんながぱっと明るくなって、周りに笑顔が生まれる。


きっとこれは才能だ。



そんな笑顔を絶やさない愛が俺は好きだった。


でも、愛は笑顔ばかりではない。


1人の人間なんだと俺は知っている。



意識しはじめた日、そう、愛がみやと呼び始めた日。


懐かしいな。