「はるとくん!!まーわろっ。」
なんで、こうなった、、?
唯葉とまわりたかったんだけど。
神崎先輩は押しが強くて。
押しに弱い俺は、、。
「あ、、あ、はい。」
頷くしかなかった。
「あ、はる、、と、、。」
とんでもなく笑顔だった唯葉は、隣にいる神崎先輩を見て、表情を暗くした。
唯葉にだけは、勘違いされたくない。
「あ、この人は神崎せんぱ」
「こんにちわぁー!!神崎晴琉です!
にさいとしうえだよ!!んーだあれぇ?はると♡」
「あ、、は?えっと、、あ、。」
「ねぇーだあれ。」
「新庄唯葉。新庄愛の妹です。」
機嫌が悪いのか、いつもの何倍も声が低かった。
「ゆいはちゃんねぇー??
はじめまして!ね!はると♡行こっ?」
ふざけるなよ。
俺は先輩なんかより、とか言えないだろ。
こんなところで怒りに任せてものを言うなんて、
ただの馬鹿だ。
だから、俺は
「ごめんなさい。俺、唯葉とまわります。」
真っ直ぐそう伝える。
しかし、そんなに現実は甘くない。
「えー??じゃあ、唯葉ちゃんとも一緒にまわろ?
だめ?」
対して、何も思わない上目遣い。
きっと、誰もを落とせるとでも思っているんだろう。
ていうか、きっと誰でも落とせてきたんだろう。
でも、無理なんだ。そんなの通用しない。
「え、あの、ごめ」
「そうと決まったら!いこー!!」
ここで強く言えなかったことを、後悔してももう遅い。
「はるとぉー!!次ここいこ?」
「あ、はい。」
唯葉は大丈夫だろうか。
普段、あまり出歩くことのない唯葉はきっともうそろそろ疲れてきていると思う。
「唯葉?大丈「ゆいはちゃーん??どこいきたいとかある??」
くそ、、。
邪魔なんだよ。
「唯葉、、唯葉!??」
「ハァハァ、、」
ドン、その音が聞こえた時にはもう全てが遅かった。
「唯葉!!唯葉!!!」
唯葉は倒れて、一言も発さない。
息はしているが、救急車を呼ぶのが妥当だと思った。
「すみません!!!!救急車呼んでいただけませんか!!だれか!!!お願いします!!!」
「は?」
今は神崎先輩の声なんて聞こえない。
唯葉を廊下の端に寄せて、寝ころばせる。
肩でずっと息をしていて。
辛そうで。見てられなかった。
俺はただ、ずっと背中をさすって、そばにいることしかできなかった。
「ねぇ!!!はるとくん!!
どういうことなの!!!ねぇ!!はるとくん!」
神崎先輩に叩かれるまで、唯葉しか見えてなくて、
「あ、、はい。なんですか。」
「なんですかじゃない!!聞いてないよはる!!
どういうことか説明して!!」
そんなこと、俺に言われても。
俺は神崎先輩を無視して、また唯葉を呼び始めた。
いつのまにか、神崎先輩はいなくなっていた。
なんで、こうなった、、?
唯葉とまわりたかったんだけど。
神崎先輩は押しが強くて。
押しに弱い俺は、、。
「あ、、あ、はい。」
頷くしかなかった。
「あ、はる、、と、、。」
とんでもなく笑顔だった唯葉は、隣にいる神崎先輩を見て、表情を暗くした。
唯葉にだけは、勘違いされたくない。
「あ、この人は神崎せんぱ」
「こんにちわぁー!!神崎晴琉です!
にさいとしうえだよ!!んーだあれぇ?はると♡」
「あ、、は?えっと、、あ、。」
「ねぇーだあれ。」
「新庄唯葉。新庄愛の妹です。」
機嫌が悪いのか、いつもの何倍も声が低かった。
「ゆいはちゃんねぇー??
はじめまして!ね!はると♡行こっ?」
ふざけるなよ。
俺は先輩なんかより、とか言えないだろ。
こんなところで怒りに任せてものを言うなんて、
ただの馬鹿だ。
だから、俺は
「ごめんなさい。俺、唯葉とまわります。」
真っ直ぐそう伝える。
しかし、そんなに現実は甘くない。
「えー??じゃあ、唯葉ちゃんとも一緒にまわろ?
だめ?」
対して、何も思わない上目遣い。
きっと、誰もを落とせるとでも思っているんだろう。
ていうか、きっと誰でも落とせてきたんだろう。
でも、無理なんだ。そんなの通用しない。
「え、あの、ごめ」
「そうと決まったら!いこー!!」
ここで強く言えなかったことを、後悔してももう遅い。
「はるとぉー!!次ここいこ?」
「あ、はい。」
唯葉は大丈夫だろうか。
普段、あまり出歩くことのない唯葉はきっともうそろそろ疲れてきていると思う。
「唯葉?大丈「ゆいはちゃーん??どこいきたいとかある??」
くそ、、。
邪魔なんだよ。
「唯葉、、唯葉!??」
「ハァハァ、、」
ドン、その音が聞こえた時にはもう全てが遅かった。
「唯葉!!唯葉!!!」
唯葉は倒れて、一言も発さない。
息はしているが、救急車を呼ぶのが妥当だと思った。
「すみません!!!!救急車呼んでいただけませんか!!だれか!!!お願いします!!!」
「は?」
今は神崎先輩の声なんて聞こえない。
唯葉を廊下の端に寄せて、寝ころばせる。
肩でずっと息をしていて。
辛そうで。見てられなかった。
俺はただ、ずっと背中をさすって、そばにいることしかできなかった。
「ねぇ!!!はるとくん!!
どういうことなの!!!ねぇ!!はるとくん!」
神崎先輩に叩かれるまで、唯葉しか見えてなくて、
「あ、、はい。なんですか。」
「なんですかじゃない!!聞いてないよはる!!
どういうことか説明して!!」
そんなこと、俺に言われても。
俺は神崎先輩を無視して、また唯葉を呼び始めた。
いつのまにか、神崎先輩はいなくなっていた。



