はるとくんが酷い。
はるに言われて落ちない奴なんていないのに。
よりによってどタイプのはるとくんを落とせないなんて。
絶対落ちると思ったのに💢
こうなったら意地でも。
「はるとくんは、はるのことすきぃ??」
「あはは、普通に好きですよ。」
ほんとにタイプな顔で軽やかに笑う。
でも、言ってほしいのはそれじゃない。
「違うってぇー!!れんあいでだよぉ?れ、ん、あ、い!!」
「あぁーえっと、、」
言え!はるが好きって言え!
「あー!!晴翔!一緒に行こ今日!」
チェッ。
タイミング悪いなこいつはほんとに。
はるとくんに近づきたくて、あいちんには話しかけたの。
でも、こんなふうに邪魔されるなんて。
ほんと邪魔。
「はるとくーん!一緒に帰ろ!」
ギュッと腕を握って、強引にズリズリとひきずっていく。
ほんとは強引な女の子は嫌なんだけど。
この状況を脱出しないと。帰っちゃう。
「愛さん!後でね!」
は?後で会うつもりなの?
ありえないんだけど。
「ねぇ!今日は、はると帰ろ!」
「えっと、いいですよ!」
一瞬迷う表情を見せたけどコテンと首を傾けたとき、
彼は笑顔で答えた。
来た!!来た来た来た!!
私の番!!
「はるとくんはバス?電車?自転車?」
「あ、俺、今日はバスです!」
「私もバス!奇遇だねぇ!!」
ほんとは電車だけど。
そう言わないと、ここでばいばいだから。
「あ、俺ここでおります。」
「私も!」
「最寄りなんすか?ここ」
「うん?そうだよ。」
嘘がバレないように。
できるだけ自然に。
でも、なんか変だよな。
ここって。
中央総合病院。
病院の周りはけっして住宅街ではなくて。
どういうこと?
病気って訳じゃなさそうだし。
「ねーはるとくん!送ってくれないのぉ??はるのこと!」
「あー、えっと。ちょっと用事があって。」
誤魔化そうとしても無駄無駄。
あいちんと会うんでしょ!はるのほうが大事だよね?
「はるの方が大事じゃないのぉ?はるとくん♡」
「あー、すんません。ちょっと大事な用事で。」
あ?ふざけんなよ。
あいちんと会うことのどこが大事なんだよ。
はるの方が大事だろーが。
「えー?はる送ってほしーなぁ。だめぇ?」
上目遣い。
言え。送るって。
「ほんと!すんませーん!!」
ぺこっと頭を下げると、逃がしてくれないことを悟られたのか逃げるように走り去っていった。
「えー!!ちょっと待ってよぉ〜!はる置いてくのぉ?」
足の速いはるとくんはもう視界にいない。
曲がって行った方を見る。
やっぱり病院のほう。
なにか。ある?
いやでも、走ってたよね。
いやいや。あ、それよりあいちん!!
あいちんに取られるなんて、ありえないから!!
絶対奪い返すし!
文化祭、、待ってろよ!!!!
はるに言われて落ちない奴なんていないのに。
よりによってどタイプのはるとくんを落とせないなんて。
絶対落ちると思ったのに💢
こうなったら意地でも。
「はるとくんは、はるのことすきぃ??」
「あはは、普通に好きですよ。」
ほんとにタイプな顔で軽やかに笑う。
でも、言ってほしいのはそれじゃない。
「違うってぇー!!れんあいでだよぉ?れ、ん、あ、い!!」
「あぁーえっと、、」
言え!はるが好きって言え!
「あー!!晴翔!一緒に行こ今日!」
チェッ。
タイミング悪いなこいつはほんとに。
はるとくんに近づきたくて、あいちんには話しかけたの。
でも、こんなふうに邪魔されるなんて。
ほんと邪魔。
「はるとくーん!一緒に帰ろ!」
ギュッと腕を握って、強引にズリズリとひきずっていく。
ほんとは強引な女の子は嫌なんだけど。
この状況を脱出しないと。帰っちゃう。
「愛さん!後でね!」
は?後で会うつもりなの?
ありえないんだけど。
「ねぇ!今日は、はると帰ろ!」
「えっと、いいですよ!」
一瞬迷う表情を見せたけどコテンと首を傾けたとき、
彼は笑顔で答えた。
来た!!来た来た来た!!
私の番!!
「はるとくんはバス?電車?自転車?」
「あ、俺、今日はバスです!」
「私もバス!奇遇だねぇ!!」
ほんとは電車だけど。
そう言わないと、ここでばいばいだから。
「あ、俺ここでおります。」
「私も!」
「最寄りなんすか?ここ」
「うん?そうだよ。」
嘘がバレないように。
できるだけ自然に。
でも、なんか変だよな。
ここって。
中央総合病院。
病院の周りはけっして住宅街ではなくて。
どういうこと?
病気って訳じゃなさそうだし。
「ねーはるとくん!送ってくれないのぉ??はるのこと!」
「あー、えっと。ちょっと用事があって。」
誤魔化そうとしても無駄無駄。
あいちんと会うんでしょ!はるのほうが大事だよね?
「はるの方が大事じゃないのぉ?はるとくん♡」
「あー、すんません。ちょっと大事な用事で。」
あ?ふざけんなよ。
あいちんと会うことのどこが大事なんだよ。
はるの方が大事だろーが。
「えー?はる送ってほしーなぁ。だめぇ?」
上目遣い。
言え。送るって。
「ほんと!すんませーん!!」
ぺこっと頭を下げると、逃がしてくれないことを悟られたのか逃げるように走り去っていった。
「えー!!ちょっと待ってよぉ〜!はる置いてくのぉ?」
足の速いはるとくんはもう視界にいない。
曲がって行った方を見る。
やっぱり病院のほう。
なにか。ある?
いやでも、走ってたよね。
いやいや。あ、それよりあいちん!!
あいちんに取られるなんて、ありえないから!!
絶対奪い返すし!
文化祭、、待ってろよ!!!!



