落ちこぼれ悪魔の扱い方


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家にあったカップ麺で簡単な夕食を済ませた後、美弥と与崎はリビングのテーブルで改めて仇討ちについて話すことになった。


美弥は席につくと、意味もなく姿勢を正す。

今までになく真剣な雰囲気に、美弥は少しばかり緊張した。


「まず、お前の目的についてだが……」

与崎は前置きもなく切り出し、手帳に挟んであった写真を指差す。

「この男、『真名川静樹』を殺すこと。それで間違いないんだな」

「間違いないよ」

「了解。それからお前、昨日ちらっと『銃が欲しい』みたいなことを言ってたよな。それが一つ目の願いでいいのか?」

「だって、銃殺って簡単そうだし……」

「馬鹿」

美弥の言葉を遮り、与崎は苛ついたように言った。

「昨日も言っただろ。簡単に人は殺せないって」

与崎に一喝された美弥は、慌てて「そういうことじゃなくて」と弁解する。

「私が言いたいのは、一番返り討ちに遭う危険性が低いってこと。刺殺とか撲殺って、やっぱり力がないと難しいでしょ?」

「……ああ、そういうこと」

与崎は一応理解してくれたようだったが、厳しい口調で「だが」と続ける。