四つ折りの黒い紙は、普通の紙のようにサラサラとした感触ではなく、少し湿ったようにざらっとしている。
気持ち悪いなと顔をしかめつつ、紙を広げる。
中には白い横線が何本か印刷されていた。
よく目を凝らすと、目盛りのような縦線も入っている。
「悪魔関連かな?」
美弥は手紙を封筒に戻し、父の部屋__今は与崎の部屋だが__のドアをノックした。
すぐにドアが開かれ、与崎が顔を出す。
ジャージ姿の与崎は、寝起きなのか、不機嫌そうに何度も目をしばたたかせていた。
「何、もう家出んの? 早くね?」
「そうじゃなくて。さっき鏡の前で変な手紙拾ったんだけど、多分魔界からだよね」
そう言って美弥は封筒から手紙を取り出し、与崎に差し出す。
与崎は目を細めて数直線もどきを確認すると、美弥からその手紙をひったくった。
唖然とする美弥を尻目に、即座に手紙を丸めてゴミ箱へ投げる。
「え、大事なやつじゃないの?」
「そんなに大した用事じゃない」
与崎は真顔でそう告げた。
大した用事ではないのに手紙が送られてくるとは思えなかったが、与崎に言われた以上は信じるしかないのだろう。
気持ち悪いなと顔をしかめつつ、紙を広げる。
中には白い横線が何本か印刷されていた。
よく目を凝らすと、目盛りのような縦線も入っている。
「悪魔関連かな?」
美弥は手紙を封筒に戻し、父の部屋__今は与崎の部屋だが__のドアをノックした。
すぐにドアが開かれ、与崎が顔を出す。
ジャージ姿の与崎は、寝起きなのか、不機嫌そうに何度も目をしばたたかせていた。
「何、もう家出んの? 早くね?」
「そうじゃなくて。さっき鏡の前で変な手紙拾ったんだけど、多分魔界からだよね」
そう言って美弥は封筒から手紙を取り出し、与崎に差し出す。
与崎は目を細めて数直線もどきを確認すると、美弥からその手紙をひったくった。
唖然とする美弥を尻目に、即座に手紙を丸めてゴミ箱へ投げる。
「え、大事なやつじゃないの?」
「そんなに大した用事じゃない」
与崎は真顔でそう告げた。
大した用事ではないのに手紙が送られてくるとは思えなかったが、与崎に言われた以上は信じるしかないのだろう。

