傷だらけの夜と余花の雨

1時間目の授業を終わらせたのだろう玲央が不思議なことを言いながら近ずいてきた





「私と神崎さんが似てる?どこが?」






「よくわかんないけど似てる、けど似てないところもある」





玲央は私達のことを話してくれたが全く理解できなかった





「何を言ってんの?」






「神崎さんの言うとりだよ玲央!ちゃんと説明してよ!」






神崎さんは玲央に向かって正論を言った私も神崎さんの味方をし、文句を言った






「説明すんのは難しいの!凪と神崎さんは!」






そう言って玲央は自分の席に戻っていった






「う〜ん似ているようで似ていないのが私達なのかな?」






「そうかもしれないな、」





私達は玲央の話した言葉に自分達なりの答えを出し安心していた






『キーンコーンカーンコーン』






授業のチャイムがなり1時間目の授業を担当してくれる先生が教室に入ってきた






「えーでは教科書を開いて〜この章は〜」






と私も集中して授業に取り組み始めたがやはり少し玲央の「説明すんのは難しいの!凪と神崎さんは!」が気になっていた






(私達の説明が難しいって本当になんなんだろう、う〜んやっぱり似てるようで似てないのが玲央含めた3人なのかな?)






そんなことを考えながら授業に集中した