傷だらけの夜と余花の雨

「よし!三葉も見つけたことだし、教室戻って授業するぞ!」






「はぁ〜だる!やりたくねぇ〜」






「やりたくねぇ〜じゃないの!早く教室戻るの!」





私は玲央の腕を引っ張りながら教室に戻ろうとしていた時






「なんか朝日さんと玲央くんでしたけ俺の友達みたいになんでも分かりあってるみたいな」







「そうかな?中学の頃からずっと一緒だからかな?」






神崎さんから突然そんな事を言われ私は驚きつつも話した






「お前ら話もしたいのは分かるが授業もう少しで始まるから急いで教室に戻るようにな、」






「はい!」






「へーい」





神崎さんと私は先生の怖い圧にやられ怖がり、屋上の扉に手をかけていたが玲央はやる気がない返事






「朝日さん玲央くん?ってもしかしてサボり魔ってやつ?」






「そうなの、勉強できるのにやろうとしないんだから!」








私は神崎さんから玲央の『サボり魔』を知られ、私自身が恥ずかしいような恥ずかしくないような?そんな気分になった






私達は教室に戻り自分の各席に戻り、1時間目の授業の準備をした






「う〜ん、やっぱりなんかあの子気になるなぁ〜」






「あの子?」






私はさっきすれ違った不思議なオーラの子が気になっていた






「なんかね、私さっき屋上に上がる途中すごい不思議なオーラを感じることすれ違ったの!う〜んどう言ったらいいのかな?かわいいんだけどなんか可愛いだけじゃないような?って感じの子!」






「それ、俺の友達かも、さっき玲央くん?が話してた子その子が望海って子」






私が気になっていた子がまさか神崎さんの友達だということを教えてくれた






「だからなのかな?ちょっと感じたことあるような違和感だったから玲央かと思ちゃった」





「望海が玲央くん?ってこと似てる?そんなこと絶対ないね!ありえない、サボり魔じゃないし、」




そんなことを話していると







「そうゆうお前らも似てると思うけど?」