傷だらけの夜と余花の雨

俺は何故かこのこと気が合う気がした


「貴方ってさ、俺と同じ学年？」



少し気になって聞いてみた



「え、ボクは１年生です！」



「じゃ俺と同じ学年だな！」



驚いてはいたが俺の質問に答えてれたでも俺はちょっと考えた




(そういえば俺のクラスにこんな子居たか？)



「失礼だったら申し訳ないんですけどボクのクラスに居ました？」



彼女からいきなり質問された。でも、聞きたいことは俺も同じだった



「だよね？俺のクラス居たっけ？」



(やっぱりな)



俺の予想は的中そこで初めて自己紹介をした



「ボク、デザイン科の如月望海の言います！」



「普通科の三葉零央です」



彼女から先に自己紹介をしてくれた。彼女は俺のクラスの『普通科』というところに食いついたのだろう



「ボクの友達が三葉くんと同じ普通科に行ってるんだよねぇ～」



「友達ってさっき言ってた子かぁ～めんどくさくなりそう～」


そんなことを話していると


『キーンコーンカーンコーン』とチャイムが鳴った



「嘘！もうこんな時間！早く教室戻らないと先生に怒られる！ちょっとだけのお話でしたけどありがとうございました！」



俺は足音が聞こえとっさに影で隠れられる場所へ急いで隠れた。声をかけてくれた如月さんの言葉に返事を返さずにいたら『ガチャ』とドアノブが曲がった