上司が来たことで、 すみれの手技は更に素早く的確になった。 通りがかりの医師たちは、 その腕前に感嘆の声を漏らしている。 柔らかく小さな小さな心臓が、 一生懸命に動いている。 その小さな命を救うために、 医者は命懸けで立ち向かう。 そんなタフで変わり者のすみれを、 誰もが認めた瞬間だった。