パーフェクト・フィグ



上司が来たことで、
すみれの手技は更に素早く的確になった。

通りがかりの医師たちは、
その腕前に感嘆の声を漏らしている。

柔らかく小さな小さな心臓が、
一生懸命に動いている。

その小さな命を救うために、
医者は命懸けで立ち向かう。

そんなタフで変わり者のすみれを、
誰もが認めた瞬間だった。