雅俊は鳴り続けるアラームの 消音ボタンを押して言った。 「オペ出しするか」 すみれは再び目を閉じた。 数秒静止し、やがて目を開けた。 「いや」 道を見つけた眼差しだった。 「ここで開胸して止血する!」 すみれの今日一番の声に、 雅俊をはじめ、 誰もが士気を高めた瞬間だった。 「オペ看とMEに連絡して!」 「はい!」