さすがに新人ではないのだろうが、
これだけの重症な子を見るには、
まだ早すぎるようにも思える。
雅俊はふと嫌な予感が過った。
すみれは過去のデータを遡りつつ言った。
「この血圧、いつからこうだった?」
「え、いつ、とは…?」
「引継ぎを受けたのはいつ?」
「今朝の…あ、8時半ぐらい、です」
「そこからこの子を見てきて、
この状態になったのはいつから?
血圧が下がったのがいつ頃からか知りたい」
「え、あの…朝の検温の時から、
こんな感じだったと思うんですけど…」
「…⁉」
さすがの雅俊も息を飲んだ。
「はぁ⁉」
と、先輩看護師の叫び声が響いた。



