そのため、再度首を横に振ると、 新谷は特に深追いしてこなかった。 「じゃ、お願いしまーす」 そう言って再び欠伸をすると、 ぼさぼさな頭を掻きながら 部屋を出て行った。 「お前は行ってこい」 「いやいや、 先輩置いて飯行けるほど、 図太くないですよ」 松島は再び麻酔科医用の椅子に腰かけた。 それから雅俊と同じく目線を大画面に移した。 「何か気になるんですか?」 「少しな」 「具体的には?」 「…」 雅俊は次に、バイタルが表示される モニター画面を見た。 気になるのは、血圧だった。