パーフェクト・フィグ



増山は後輩に指示を出しつつ言った。


「この子、何回もオペしてるからなぁ。
 癒着はかなりひどいと思うぞ?」

「ポンプ回るまでも長いですかね」

「そうだなぁ。昼過ぎそうだよなぁ」

「そうですか」


と、雅俊が頷くのと、
松島が


「そんなですか!?」


と驚くのが同時だった。


「まぁ、教授とすみれちゃんだし、
 かかっても夕方には終わると思うけど」


な?と増山に言われ、
MEの後輩たちは
首を傾げるばかりだった。

松島が患者情報のカルテを見つつ言った。


「すみれ先生、大丈夫なんですかね?」

「何がだ?」


雅俊が思わず反応すると、
松島は「いや?」と
マウスを操作しつつ言った。