「あらぁ、図星ですかぁ?」
今度は莉乃さんがニヤニヤしながら肘でわたしのことを小突いてくる。
かぁっと顔がアツくなってきて、両頬を手のひらで覆う。
「いえ、蒼真さんのことは……まだ、よくわからなくて……」
声が尻すぼみに小さくなっていく。
男性を好きになるって、いったいどんな気持ちなの?
ずっと男性恐怖症だったわたしには、正直まだよくわからない。
「あ~~もう、さっちーのお兄さんが大事にしたくなる気持ち、めっっっっちゃわかるわ~。いっつもまっすぐで、純粋すぎるほど純粋で、穢れたものには絶対に触らせたくない」
そんなことを言いながら、莉乃さんがわたしのことをぎゅっと抱きしめてくる。
「り、莉乃さん!?」
「さっちーが超お嬢だって知ったときは、さすがにビビったけど。でも、自分のことをトクベツだなんて全然思ってなくて、あたしなんかとも全然対等でいてくれるし。こんないい子をもし振るような贅沢なヤツがこの世の中にいたとしたら、あたしが絶対に成敗してやるから」
莉乃さんが、自分の両手でわたしの両手を優しく包み込むと、わたしの目をじっと見つめてくる。
「だからね、さっちーは自信持って、自分の『好き』と向き合いな」
自分の『好き』と向き合う。
わたしは、蒼真さんのことを、どう思っているの?
一緒にいるだけでドキドキして、遠くにいてもすぐに見つけられて。
思わず目で追ってしまっていて、見ているだけで胸がぎゅっと苦しくなって……。
はじめての感情で、自分のものなのに、わからないことばかり。
「……はい。ありがとうございます、莉乃さん」
今度は莉乃さんがニヤニヤしながら肘でわたしのことを小突いてくる。
かぁっと顔がアツくなってきて、両頬を手のひらで覆う。
「いえ、蒼真さんのことは……まだ、よくわからなくて……」
声が尻すぼみに小さくなっていく。
男性を好きになるって、いったいどんな気持ちなの?
ずっと男性恐怖症だったわたしには、正直まだよくわからない。
「あ~~もう、さっちーのお兄さんが大事にしたくなる気持ち、めっっっっちゃわかるわ~。いっつもまっすぐで、純粋すぎるほど純粋で、穢れたものには絶対に触らせたくない」
そんなことを言いながら、莉乃さんがわたしのことをぎゅっと抱きしめてくる。
「り、莉乃さん!?」
「さっちーが超お嬢だって知ったときは、さすがにビビったけど。でも、自分のことをトクベツだなんて全然思ってなくて、あたしなんかとも全然対等でいてくれるし。こんないい子をもし振るような贅沢なヤツがこの世の中にいたとしたら、あたしが絶対に成敗してやるから」
莉乃さんが、自分の両手でわたしの両手を優しく包み込むと、わたしの目をじっと見つめてくる。
「だからね、さっちーは自信持って、自分の『好き』と向き合いな」
自分の『好き』と向き合う。
わたしは、蒼真さんのことを、どう思っているの?
一緒にいるだけでドキドキして、遠くにいてもすぐに見つけられて。
思わず目で追ってしまっていて、見ているだけで胸がぎゅっと苦しくなって……。
はじめての感情で、自分のものなのに、わからないことばかり。
「……はい。ありがとうございます、莉乃さん」



