気にならないって言ったらウソになる。
けど、わたしが本当に知りたいのは、昔の蒼真さんじゃない。
今の蒼真さんのこと。
「そうではなくて……あのとき、蒼真さん、おっしゃいましたよね? わたしのこと、『大切な人』だ、って……」
口にしただけで、心臓が飛び出してきそうなほど、バクバクと大きく打ちはじめる。
それでも、どうしても聞かずにはいられなかったの。
だって、どうしても期待してしまう自分がいるから。
「……ああ。そのことか」
蒼真さんが、わたしからスッと視線を逸らす。
「彩智になにかあれば、陽介のヤツにコロされるからな。陽介の大切な人を今日一日任されたのだから、俺には陽介の代わりに彩智を守る義務がある。……そういう意味だ」
ガツンと頭を殴られたようなショックを受ける。
そう……ですよね。
よく考えればわかることだったのに。
むしろそういう意味以外に、なにがあるというの?
「えへへっ、そうですよね。すみません、おかしな質問をしてしまって。今のは、忘れてください」
必死に笑ってごまかそうとしたけれど、なんだかうまく笑えず、顔をうつむかせ、膝の上できゅっと拳を握り締める。
「本当に……すみませんでした」
そっと目の前に座る蒼真さんの様子を伺うと、頬杖をついて、窓の外をじっと見つめていた。
そのキレイな横顔を見ていたら、なんだか切なくて、苦しくて……。
思わず零れそうになる涙を必死に堪え、蒼真さんから視線を逸らすと、わたしも同じように夜に沈みかけた空をただ黙ってじっと見つめた。
けど、わたしが本当に知りたいのは、昔の蒼真さんじゃない。
今の蒼真さんのこと。
「そうではなくて……あのとき、蒼真さん、おっしゃいましたよね? わたしのこと、『大切な人』だ、って……」
口にしただけで、心臓が飛び出してきそうなほど、バクバクと大きく打ちはじめる。
それでも、どうしても聞かずにはいられなかったの。
だって、どうしても期待してしまう自分がいるから。
「……ああ。そのことか」
蒼真さんが、わたしからスッと視線を逸らす。
「彩智になにかあれば、陽介のヤツにコロされるからな。陽介の大切な人を今日一日任されたのだから、俺には陽介の代わりに彩智を守る義務がある。……そういう意味だ」
ガツンと頭を殴られたようなショックを受ける。
そう……ですよね。
よく考えればわかることだったのに。
むしろそういう意味以外に、なにがあるというの?
「えへへっ、そうですよね。すみません、おかしな質問をしてしまって。今のは、忘れてください」
必死に笑ってごまかそうとしたけれど、なんだかうまく笑えず、顔をうつむかせ、膝の上できゅっと拳を握り締める。
「本当に……すみませんでした」
そっと目の前に座る蒼真さんの様子を伺うと、頬杖をついて、窓の外をじっと見つめていた。
そのキレイな横顔を見ていたら、なんだか切なくて、苦しくて……。
思わず零れそうになる涙を必死に堪え、蒼真さんから視線を逸らすと、わたしも同じように夜に沈みかけた空をただ黙ってじっと見つめた。



