「お兄様がして差し上げてください。お二人は、お友だちなんですよね?」
「は? 蒼真と俺が? ないない」
お兄様がカラカラと笑いながら右手をヒラヒラと左右に振る。
お友だちじゃないのなら、どうしてお二人はいつも一緒にいらっしゃるの?
「こいつは、俺のいる学園トップの座を虎視眈々と狙ってんの。気なんか許したら、そっこーでぶちのめされるから」
「……そういうことだ」
気のせいでしょうか。
蒼真さんが、スッと寂しげに目を伏せたように見えた気がするのだけど。
「……わかりました。でしたら、わたしがやります」
「あーもう、わかったよ。彩智にやらせるくらいなら俺がやるって。彩智は……ムリだろ」
「大丈夫です。このくらい……平気です」
お兄様は、きっとわたしが発作を起こすんじゃないかって心配しているのよね。
でも……きっと、大丈夫。
だって、蒼真さんはお兄様のお友だちなんだから。
心配そうにわたしのことをじっと見つめるお兄様に気付かないフリをして、わたしははす向かいに座っている蒼真さんへと歩み寄った。
「は? 蒼真と俺が? ないない」
お兄様がカラカラと笑いながら右手をヒラヒラと左右に振る。
お友だちじゃないのなら、どうしてお二人はいつも一緒にいらっしゃるの?
「こいつは、俺のいる学園トップの座を虎視眈々と狙ってんの。気なんか許したら、そっこーでぶちのめされるから」
「……そういうことだ」
気のせいでしょうか。
蒼真さんが、スッと寂しげに目を伏せたように見えた気がするのだけど。
「……わかりました。でしたら、わたしがやります」
「あーもう、わかったよ。彩智にやらせるくらいなら俺がやるって。彩智は……ムリだろ」
「大丈夫です。このくらい……平気です」
お兄様は、きっとわたしが発作を起こすんじゃないかって心配しているのよね。
でも……きっと、大丈夫。
だって、蒼真さんはお兄様のお友だちなんだから。
心配そうにわたしのことをじっと見つめるお兄様に気付かないフリをして、わたしははす向かいに座っている蒼真さんへと歩み寄った。



