不思議少女と美青年


?「君大丈夫?」
お兄さんが気づいて横に座って聞いてくるが、答えてる余裕がない。
千「うっゴホッゴホゴホッゼェーヒュー…ゴホゴホゴホゴホゴホ…ゼェー…ヒュー…」
我慢しきれなかった咳が出てきて、完全な発作になる。
?「喘息?」
頷きで答える。
?「薬は?」
バックを指差す。
?「バックの中?触るよ?」
頷くけど、その場で座ってられなくて倒れかけたところをお兄さんにキャッチされる。
?「しんどいね、寄りかかってて。」
お兄さんがバックの中から吸入器を出して、呼吸に合わせて吸わせてくれた。
吸入した後も、少しだけ収まったが喘鳴はまだ残っていて、苦しさで目を閉じて耐える。
?「苦しいよね、苦しいと思うけど意識だけは保ってて。」
救急車のサイレンがだんだん近づいてくるが限界で意識を手放した。