私が一番、輝きたい

だから私は、“彼”を頼った。

彼…、幸野煇(こうの ひかる)は、私の幼馴染。

イケメンで、家柄もいい。



そして今、私は煇の家に来ている。

大きな図書館みたいな書庫がある、豪邸だ。



今、私と彼はその書庫にいる。


静かで、私たちしかいない空間。





だから私は、ワインを飲みながら、煇に、愚痴をいくらでも言える。