「学校では深くは話さなかったけど、お兄ちゃんが起きてなかったから、私が起こしに行ったら、お兄ちゃんが血を吐いた、ってことは言ったよね。
そのときは、真っ白なシーツにお兄ちゃんが吐いた真っ赤な血がじわじわと鮮やかに広がっていって……。
私とお父さんとお母さんは苦しむお兄ちゃんを間近で見てしまったの。
平和で穏やかな日常が、こんなにも儚く散ってしまったことが、とても、虚しくて……。
楽しくも、嬉しくもないのに、表情が、気持ちと反対になっちゃうの。
涙は出るのに……。」
「そんな辛いことがあったんだね……。
なのに、私は、これまでの和哉と同じように、ちょっと乱暴しちゃったり、軽口叩いたり……。
全然和哉のこと、思ってあげられなかった……。
だから、また、今度の面会のときに謝る。」
「それがいいね。」
「私がかずらの相談に乗るはずだったのに、私のことばっかり話してごめんね。」
「そんなことないよ。」
「今度は、樹も一緒に和哉の面会に行きたいね。」
「そのために、明日、樹と仲直りしよう!」
そのときは、真っ白なシーツにお兄ちゃんが吐いた真っ赤な血がじわじわと鮮やかに広がっていって……。
私とお父さんとお母さんは苦しむお兄ちゃんを間近で見てしまったの。
平和で穏やかな日常が、こんなにも儚く散ってしまったことが、とても、虚しくて……。
楽しくも、嬉しくもないのに、表情が、気持ちと反対になっちゃうの。
涙は出るのに……。」
「そんな辛いことがあったんだね……。
なのに、私は、これまでの和哉と同じように、ちょっと乱暴しちゃったり、軽口叩いたり……。
全然和哉のこと、思ってあげられなかった……。
だから、また、今度の面会のときに謝る。」
「それがいいね。」
「私がかずらの相談に乗るはずだったのに、私のことばっかり話してごめんね。」
「そんなことないよ。」
「今度は、樹も一緒に和哉の面会に行きたいね。」
「そのために、明日、樹と仲直りしよう!」



