お兄ちゃんの意識が戻った!
よかった!
「で、お医者さんから診断を受けたんだけど、咽頭がんですって……。」
「うん……。
さっきね、双葉町一丁目総合病院から、電話がかかってきたの。
お兄ちゃん、ステージ4で、咽頭がんの末期なんでしょ。」
「そう、そうなのよ……。
『この先、もう長くないかもしれないし、治療も苦しくなる。』ってお医者さんに言われたわ。
明日から学校が始まるけど、和哉ががんになってしまったことは、秘密にしていて。
あと、できるだけ、和哉のお見舞いに行ってあげて。」
「分かった。」
「あと、何で知らない番号からの電話に一人で留守番してるときに出るの!
双葉町一丁目総合病院の電話番号なんて、知らないはずでしょ!?」
よかった!
「で、お医者さんから診断を受けたんだけど、咽頭がんですって……。」
「うん……。
さっきね、双葉町一丁目総合病院から、電話がかかってきたの。
お兄ちゃん、ステージ4で、咽頭がんの末期なんでしょ。」
「そう、そうなのよ……。
『この先、もう長くないかもしれないし、治療も苦しくなる。』ってお医者さんに言われたわ。
明日から学校が始まるけど、和哉ががんになってしまったことは、秘密にしていて。
あと、できるだけ、和哉のお見舞いに行ってあげて。」
「分かった。」
「あと、何で知らない番号からの電話に一人で留守番してるときに出るの!
双葉町一丁目総合病院の電話番号なんて、知らないはずでしょ!?」



