昔々あるところにたまねぎの子どもが生まれました。
まるまるとした子どもで、ねぎ太郎という名前です。
でもたまねぎはあまり子どもに好かれません。
苦いから嫌いだ!
辛いからいやだ!
いつもいつも嫌いだ、いやだという声ばかり。
そうしているうちにねぎ太郎は神経衰弱に陥ってしまったのです。