殺人容疑をかけられた悪役令嬢の真実。

「俺は、ずっとセレスティン……君が好きだった。ウィルモットの婚約者だったから諦めていたが、もうその、しがらみがなくなった。俺の妻として一生に国を支えてほしい。俺と家族になってくれないだろうか?」

 彼はそう言って、セレスティンの手をギュッと握ってくれた。いつものように、あたたかく優しい手。

「……はい。よろしくお願いします」

 セレスティンの目尻には涙が溢れてきた。とても嬉しい。
 涙を拭うセレスティンをレンデルは、優しく抱き締めてくれた。

「さぁ、戻ろう。ハンナが心配をしているだろうから」

「はい」

 レンデルはセレスティンの肩を優しく抱き寄せると、その場を後にする。
 墓の周りには小さな花が咲き、そよ風が吹いている。
 その時にセレスティンは、こう囁いた。

「ねぇ、カトリーヌ。もし来世で生まれ変わったら、私達は、また親友になれるかしら?」と……。





                              続編に続く。