「いい加減にしないか。体は動かなかったが私は全部見ていたんだぞ。ウィルモットが私に何度も毒薬を飲ませようとしたこと。その前に聖女に見つかり、口論の末に殺してしまったこと。それを婚約者のセレスティン公爵令嬢に罪を擦りつけたことも全部だ」
ハッキリとした口調で言い切ってくれた皇帝。
これ以上は言い逃れはできないだろう。自ら皇帝が証言してくれたのだから。ウィルモットはショックで座り込んでしまう。
しかし涙を流しながらも必死に訴えてきた。
「全部コイツらが悪い。俺をコケにしたレンデルもセレスティンも。なによりカトリーヌもだ。あの女が聖女として現れなかったら、こんなことにはならなかった。あの女が俺を狂わせたんだ。なのに俺まで盾突くようになり、だから……思わず。ああ、そうだ。あの女が全て悪い。俺は悪くない」
まるで壊れたような表情で、涙を流しながら宣言する。自分は悪くないと。
「なぁ、そうだよな? セレスティン。あの聖女が居なかったら、お前は皇妃として何不自由なく過ごせたんだ。俺は被害者なんだ。聞き分けのいいお前なら分かってくれるよな? 皇帝陛下にも言ってくれよ……悪いのは聖女なんだって」
とうとうセレスティンに助けを求めてくるように。
フラフラになりながらセレスティンに近付こうとしてくる。慌ててレンデルは止めようとするが、セレスティンはそれを阻止する。
そしてウィルモットの前に立つと、彼の頬を思いっきり平手打ちをする。バチンと音が寝室中に響き渡った。
「いい加減にして。私だけならまだいい。でも、大切な人を傷つけることは、絶対に許せない。大人しく罪を認めなさい」
今までに、こんなにウィルモットに意見したことはあっただろうか?
初めてかもしれない。こんなに大声で怒鳴ったことも、意見を言ったことも。
啞然とするウィルモット。周りも静まり返る。
ハッキリとした口調で言い切ってくれた皇帝。
これ以上は言い逃れはできないだろう。自ら皇帝が証言してくれたのだから。ウィルモットはショックで座り込んでしまう。
しかし涙を流しながらも必死に訴えてきた。
「全部コイツらが悪い。俺をコケにしたレンデルもセレスティンも。なによりカトリーヌもだ。あの女が聖女として現れなかったら、こんなことにはならなかった。あの女が俺を狂わせたんだ。なのに俺まで盾突くようになり、だから……思わず。ああ、そうだ。あの女が全て悪い。俺は悪くない」
まるで壊れたような表情で、涙を流しながら宣言する。自分は悪くないと。
「なぁ、そうだよな? セレスティン。あの聖女が居なかったら、お前は皇妃として何不自由なく過ごせたんだ。俺は被害者なんだ。聞き分けのいいお前なら分かってくれるよな? 皇帝陛下にも言ってくれよ……悪いのは聖女なんだって」
とうとうセレスティンに助けを求めてくるように。
フラフラになりながらセレスティンに近付こうとしてくる。慌ててレンデルは止めようとするが、セレスティンはそれを阻止する。
そしてウィルモットの前に立つと、彼の頬を思いっきり平手打ちをする。バチンと音が寝室中に響き渡った。
「いい加減にして。私だけならまだいい。でも、大切な人を傷つけることは、絶対に許せない。大人しく罪を認めなさい」
今までに、こんなにウィルモットに意見したことはあっただろうか?
初めてかもしれない。こんなに大声で怒鳴ったことも、意見を言ったことも。
啞然とするウィルモット。周りも静まり返る。



