すると何を思ったのか、カトリーヌはセレスティンの隣に移動してくると、ギュッと抱き締めてくれた。
「悲しいときは泣いてもいいのよ」
「でも……それだと、殿下の婚約者として、みっともないわ」
「いいえ、みっもなくないわ。泣いたり、嫌なことを嫌だと言うのは、勇気がいることだけど大切なことよ。そこに平民や皇妃は関係ないわ。これは誰もが持っている権利よ」
「……誰もが持っている……権利?」
カトリーヌの言葉にセレスティンは衝撃を受ける。今までそんなことを言ってくれる人は一人もいなかった。
(泣いても……いいの?)
泣くことさえ、悪いことのように思えて、ずっと1人で耐えてきた。それでも悲しくてやりきれない思いだけが残っていたが。
そんなセレスティンを抱き締めながら優しく背中を叩いてくれるカトリーヌ。
「大丈夫。私はあなたの味方よ。だから、聞かせてちょうだい。あなたの悩みや悲しみを」
「……ううっ」
セレスティンは余計に涙が溢れてくる。
そして泣きながらも、一生懸命話し始める。カトリーヌにどうして嫉妬してしまったのか。皇妃としてのプレッシャーと孤独感。なによりウィルモットとの関係制。
こんなに自分の心の中を打ち明けることができたのは初めてかもしれない。
最初は恥ずかしさや罪悪感でいっぱいだったが、話しているうちに楽になっていく。
カトリーヌは嫌な顔をせずに、うんうんと黙って聞いてくれた。
「ごめんなさい。私ばかり」
「ううん、いいの。私は、セレスティン様のことが知れて嬉しかったわ。これからも、悩みや辛いことがあったら私に聞かせてください。時々でいいから、またこうやってお話が出来たら」
「悲しいときは泣いてもいいのよ」
「でも……それだと、殿下の婚約者として、みっともないわ」
「いいえ、みっもなくないわ。泣いたり、嫌なことを嫌だと言うのは、勇気がいることだけど大切なことよ。そこに平民や皇妃は関係ないわ。これは誰もが持っている権利よ」
「……誰もが持っている……権利?」
カトリーヌの言葉にセレスティンは衝撃を受ける。今までそんなことを言ってくれる人は一人もいなかった。
(泣いても……いいの?)
泣くことさえ、悪いことのように思えて、ずっと1人で耐えてきた。それでも悲しくてやりきれない思いだけが残っていたが。
そんなセレスティンを抱き締めながら優しく背中を叩いてくれるカトリーヌ。
「大丈夫。私はあなたの味方よ。だから、聞かせてちょうだい。あなたの悩みや悲しみを」
「……ううっ」
セレスティンは余計に涙が溢れてくる。
そして泣きながらも、一生懸命話し始める。カトリーヌにどうして嫉妬してしまったのか。皇妃としてのプレッシャーと孤独感。なによりウィルモットとの関係制。
こんなに自分の心の中を打ち明けることができたのは初めてかもしれない。
最初は恥ずかしさや罪悪感でいっぱいだったが、話しているうちに楽になっていく。
カトリーヌは嫌な顔をせずに、うんうんと黙って聞いてくれた。
「ごめんなさい。私ばかり」
「ううん、いいの。私は、セレスティン様のことが知れて嬉しかったわ。これからも、悩みや辛いことがあったら私に聞かせてください。時々でいいから、またこうやってお話が出来たら」



