「えっ? 聖女……さま?」
驚いたことか、カトリーヌの謝罪はセレスティンがウィルモットの婚約者だったと知らなかったことだった。
「私、兄弟の世話とかで忙しかったし、興味がなかったから本当にそういう話とか疎くて。セレスティン様が殿下の婚約者だったことは、後から知りました。殿下とは、初対面から何も知らない私に優しくしてもらえて、ついそれに甘えてしまって。本当に、なにもないとはいえ……誤解をさせることをしてしまってごめんなさい。深く反省をしております」
潔く罪を認め、必死に頭を下げて謝る姿は、噓をついているようには見えなかった。
「あ、あの……それでは、ウィルモット様とは何も?」
「もちろん何もありません。つい私が甘えて、色々と教えてもらっていただけですわ。私があまりにも軽卒な行動をしてしまっただけです。敬語も下手だし。あくまでも聖女としてお務めをしたいだけで、皇妃になりたいなんて思ったことは、一度もありません」
ハッキリとセレスティンの目を見て、強く否定をしてくれた。
(そ、そうだったのね。聖女様は、あくまでも……お務めのために)
真実が分かると、セレスティンはホッと肩の力が抜けた。良かったと思った瞬間、何だか溜まっていた気持ちが溢れてきた。
「まぁ、セレスティン様!? 涙が」
「えっ? あっ……」
セレスティンの目尻から涙が溢れてこぼれていく。慌てて手で拭おうとするのだが、どんどんと溢れてきて止まらない。
「ごめんなさい。こんなはずじゃあ」
自分でも驚いてしまうセレスティン。必死に辛いのを我慢してきた。それこそが皇妃のためだと、自分で言い聞かせて。
驚いたことか、カトリーヌの謝罪はセレスティンがウィルモットの婚約者だったと知らなかったことだった。
「私、兄弟の世話とかで忙しかったし、興味がなかったから本当にそういう話とか疎くて。セレスティン様が殿下の婚約者だったことは、後から知りました。殿下とは、初対面から何も知らない私に優しくしてもらえて、ついそれに甘えてしまって。本当に、なにもないとはいえ……誤解をさせることをしてしまってごめんなさい。深く反省をしております」
潔く罪を認め、必死に頭を下げて謝る姿は、噓をついているようには見えなかった。
「あ、あの……それでは、ウィルモット様とは何も?」
「もちろん何もありません。つい私が甘えて、色々と教えてもらっていただけですわ。私があまりにも軽卒な行動をしてしまっただけです。敬語も下手だし。あくまでも聖女としてお務めをしたいだけで、皇妃になりたいなんて思ったことは、一度もありません」
ハッキリとセレスティンの目を見て、強く否定をしてくれた。
(そ、そうだったのね。聖女様は、あくまでも……お務めのために)
真実が分かると、セレスティンはホッと肩の力が抜けた。良かったと思った瞬間、何だか溜まっていた気持ちが溢れてきた。
「まぁ、セレスティン様!? 涙が」
「えっ? あっ……」
セレスティンの目尻から涙が溢れてこぼれていく。慌てて手で拭おうとするのだが、どんどんと溢れてきて止まらない。
「ごめんなさい。こんなはずじゃあ」
自分でも驚いてしまうセレスティン。必死に辛いのを我慢してきた。それこそが皇妃のためだと、自分で言い聞かせて。



