胸がズキズキと傷んで苦しい。黒い感情が奥底で渦巻いて、溢れてくる。
(婚約者は私なのに。聖女なんて……いなくなればいいのに!!)
その感情にセレスティンはハッとする。
(私……なんてことを!?)
聖女である彼女に対して、なんて酷い感情を持ってしまったのだろう。
セレスティンは、カトリーヌに嫉妬する。それ自体も自分自身にとったら驚くことだった。いつも清く美しい心を持つように言われて育ってきた。
気品を忘れてはならない。それが皇妃としての務めだから。だがこれでは、ただの品のない悪女そのものだ。
セレスティンは、ショックと自分が抱いてしまった醜い感情に耐えられずに、走ってその場を後にした。
自分の部屋に戻ってからもベッドの上にある布団に潜り込んで泣き崩れる。
侍女のハンナは心配そうに声をかけてくれたが、セレスティンは泣くのに精一杯で聞こえなかった。
ガタガタと体を震わせながら、しばらく潜り込んでいるとドアのノック音が。
ハンナが対応してくれたみたいだが、すぐにセレスティンに声をかけてきた。
「セレスティン様。聖女様がお見えになりました」
(えっ? 聖女様が!?)
どうしてカトリーヌがセレスティンの部屋を訪れたのだろうか?
さっきまで廊下でウィルモットと話し込んでいたはずだ。なのに、ほとんど関わりのない自分に会いに来たので、セレスティンは驚いてしまった。
断ることも出来たのだが、聖女が相手だ。無下には出来ない。仕方がなく会うことに。するとカトリーヌは話があると言ってきた。
ハンナにお茶の準備をしてもらい、ソファーに座りながら話をすることに。
何の話かと思えば、カトリーヌはすぐさま頭を下げて謝罪をしてくる。
「本当にごめんなさい。私、本当に知らなかったの。あなたが殿下の婚約者だったことは」
(婚約者は私なのに。聖女なんて……いなくなればいいのに!!)
その感情にセレスティンはハッとする。
(私……なんてことを!?)
聖女である彼女に対して、なんて酷い感情を持ってしまったのだろう。
セレスティンは、カトリーヌに嫉妬する。それ自体も自分自身にとったら驚くことだった。いつも清く美しい心を持つように言われて育ってきた。
気品を忘れてはならない。それが皇妃としての務めだから。だがこれでは、ただの品のない悪女そのものだ。
セレスティンは、ショックと自分が抱いてしまった醜い感情に耐えられずに、走ってその場を後にした。
自分の部屋に戻ってからもベッドの上にある布団に潜り込んで泣き崩れる。
侍女のハンナは心配そうに声をかけてくれたが、セレスティンは泣くのに精一杯で聞こえなかった。
ガタガタと体を震わせながら、しばらく潜り込んでいるとドアのノック音が。
ハンナが対応してくれたみたいだが、すぐにセレスティンに声をかけてきた。
「セレスティン様。聖女様がお見えになりました」
(えっ? 聖女様が!?)
どうしてカトリーヌがセレスティンの部屋を訪れたのだろうか?
さっきまで廊下でウィルモットと話し込んでいたはずだ。なのに、ほとんど関わりのない自分に会いに来たので、セレスティンは驚いてしまった。
断ることも出来たのだが、聖女が相手だ。無下には出来ない。仕方がなく会うことに。するとカトリーヌは話があると言ってきた。
ハンナにお茶の準備をしてもらい、ソファーに座りながら話をすることに。
何の話かと思えば、カトリーヌはすぐさま頭を下げて謝罪をしてくる。
「本当にごめんなさい。私、本当に知らなかったの。あなたが殿下の婚約者だったことは」



