「噓をついても罪が重くなるだけだぞ? そもそも揉め事の発端は、王太后陛下にあることは、既に調べはついている。そうなると今回の宝石の件も、あなたが盗んだのではないのか?」
鋭い質問をついてくるレンデルにミライダの表情は一層真っ青になっていく。
「そ、それは……」
「違うよ。それを盗んだのは僕だもん!」
その瞬間、彼女を庇ったのはレオネルだった。周りは驚いていた。
まさか幼いレオネルが名乗り出るとは誰も思わなかっただろう。セレスティンとミライダ以外は。
「レオネル。およしなさい!?」
「ぼ、僕が……悪いんだ。お母様のために、あんなことをしたから」
慌てて止めようとするミライダを振り切って、レオネルようやく口を開いた。目尻に涙を溜めながらも。
「どうして宝石を盗んだのか、正直に話してくれる?」
セレスティンは怖がらせないように優しく彼に話しかけた。
「……うん。お母様はいつも言うんだ。僕が第3王子で、2人が居るから国王になれないって。だから……宝石を盗んだらお母様は喜んでくれると思って」
もぞもぞと言いにくそうにだったが一生懸命話してくれた。
そう……今回の『王国の家宝』を盗んだ犯人は幼いレオデル第三王子だったのだ。
事件の真相はこうだ。
母親のミライダは、よく息子のレオネルの前で愚痴をこぼしていた。
自分の息子が国王になれないのは、上にエリアスとオスカーが居るからだと。
特にエリアスの存在が邪魔だと。まだ十歳のレオネルは大好きな母親を少しでも喜ばせたかった。そのために宝石を隠すことを思いついた。
ただ褒められたい一心で。しかし、思った以上に騒ぎになってしまう。
怖くなったレオネルは、言うにも言えなくなってしまった。だから、宝石のことで調べていると気づいた彼はセレスティンたちに打ち明けたかったのだろう。
鋭い質問をついてくるレンデルにミライダの表情は一層真っ青になっていく。
「そ、それは……」
「違うよ。それを盗んだのは僕だもん!」
その瞬間、彼女を庇ったのはレオネルだった。周りは驚いていた。
まさか幼いレオネルが名乗り出るとは誰も思わなかっただろう。セレスティンとミライダ以外は。
「レオネル。およしなさい!?」
「ぼ、僕が……悪いんだ。お母様のために、あんなことをしたから」
慌てて止めようとするミライダを振り切って、レオネルようやく口を開いた。目尻に涙を溜めながらも。
「どうして宝石を盗んだのか、正直に話してくれる?」
セレスティンは怖がらせないように優しく彼に話しかけた。
「……うん。お母様はいつも言うんだ。僕が第3王子で、2人が居るから国王になれないって。だから……宝石を盗んだらお母様は喜んでくれると思って」
もぞもぞと言いにくそうにだったが一生懸命話してくれた。
そう……今回の『王国の家宝』を盗んだ犯人は幼いレオデル第三王子だったのだ。
事件の真相はこうだ。
母親のミライダは、よく息子のレオネルの前で愚痴をこぼしていた。
自分の息子が国王になれないのは、上にエリアスとオスカーが居るからだと。
特にエリアスの存在が邪魔だと。まだ十歳のレオネルは大好きな母親を少しでも喜ばせたかった。そのために宝石を隠すことを思いついた。
ただ褒められたい一心で。しかし、思った以上に騒ぎになってしまう。
怖くなったレオネルは、言うにも言えなくなってしまった。だから、宝石のことで調べていると気づいた彼はセレスティンたちに打ち明けたかったのだろう。



