海軍特異対策室

大湊基地からあるいて20分、依頼主の家に到着。出てきたのは20代の女性、夫は陸軍で外地にいるらしい。

「…」

「あの、どうかされましたか?」

「あっ、いえ…まさか軍人さんがいらっしゃるとは思わず…」

「いえ、よく言われますので」

それはそうだ、手紙を出したとはいえ普通は憲兵か特高が来ると思う。僕だってそう思うはず。

居間に通されると子供用品、そして机の隣には赤ん坊が入るゆりかご。その中には赤ん坊の女の子が気持ちよさそうに寝ている。

「それで、子供が変わったというのはいつ頃ですか?」

「…5日前です、朝起きたら急に娘が変わっていて」

母親いわく朝は必ず泣き声をあげる、だがその日は泣き声をあげず寝つきが良かっただけなのかもと思いその日は何も思わなかった。