青い月は、春を待つ。


そしてわたしたちは、焼鳥屋"縁結び"に向かった。

杉井課長は生ビール、わたしと青倉くんはレモンサワーで乾杯をした。

「いやぁ〜、それにしても、あの深田さんの顔見ました?!あの悔しそうな顔!意地悪な人は、顔も自然と意地悪になってくるんですね〜。」

そう言いながらレモンサワーを飲む青倉くん。

「春瀬は優し過ぎるんだよ。あれくらい言ってやらないと、あの人たちは一生仕事しない。」
「ですよね!春瀬課長は、優し過ぎるんですよ!」

杉井課長と青倉くんの会話に「2人共、ありがとね。」と言うと、青倉くんは「杉井課長と俺は、春瀬課長の味方ですから!ねっ?杉井課長!」と言った。

「当たり前だ。誰が、あんな仕事もしないで喋ってばかりの給料泥棒の味方なんかするか。」
「ですよね!で、あのぉ、お2人に訊きたいことがあるんですけど、、、いいですか?」

そう言って、杉井課長とわたしを交互に見る青倉くん。

「何?」
「あの、、、春瀬課長って、よく給湯室行くじゃないですか?で、杉井課長も春瀬課長のあとに給湯室行ったりするじゃないですか?それで、、、そのぉ、、、。」

青倉くんが何かを言い欠けると、杉井課長は「俺と春瀬がデキてるって、心配してんの?」とニヤつきながら言った。

「えっ?!やだ!そんなことあるわけないから!」
「やだって、何だよ!」
「杉井課長、奥さんいるのに、不倫関係って思われるの嫌じゃない?!」

杉井課長とわたしの会話に青倉くんは笑い、「良かったぁ!」と言うと、胸に手を当てていた。