青い月は、春を待つ。


「ふぅー、、、っ、よし。」

久しぶりに化粧をして、スーツの袖に腕を通す。

半年ぶりの出勤。

最初は慣らしの為に、月水金だけ出社することになり、徐々に日数を増やすことになった。

わたしはバスに乗り、満員電車に乗ると、半年ぶりの会社に向かった。

緊張で胸が息苦しくなる。

大丈夫、大丈夫、大丈夫。

わたしは自分にそう言い聞かせ、会社のドアを開けた。

何も変わらない社内。

既に出社している人たちの視線が集まった。

わたしは「おはようございます。」と一礼をし、顔を上げると、まず青倉くんの姿が目に入った。

「おはようございます。」

青倉くんは笑顔でそう言ってくれた。

続いて、杉井課長がいることにも気付き、「おはよう。」と言ってくれる。

わたしは、まず部長に挨拶をする為に真っ直ぐ部長のデスクに向かった。

わたしは部長の目の前まで来ると、「おはようございます。長期の休養、ありがとうございました。今日から復帰しますので、よろしくお願い致します。」と深く頭を下げた。

部長は「やっと復帰か。休んだ分、頑張ってくれよ。」と面倒くさそうに言った。

わたしは頭を上げると、「はい、頑張ります。」と答えた。