青い月は、春を待つ。


わたしは先生と青倉くんに言われた通り、油断はせず焦らず毎日マイペースに過ごした。

自分自身と話し合いをし、動けそうな時は動く、無理そうな時は無理しない。

そして、仕事復帰予定日が近付くにつれ、不安が出てきたが、わたしには青倉くんがいる、杉井課長もいる、わたしは1人じゃない、と自分に言い聞かせた。

青倉くんが来てくれる土曜日には、ちゃんとご飯を食べ、夜には2人で他愛もない話をしながら散歩に出掛けた。

気付けば、わたしは泣くこともなく、笑うことが出来るようになっていた。

きっと、わたしは鬱の中でも軽い方だったんだと思う。

重度の人はわたしなんかよりももっとツラく、寛解になるまでに何年もかかったりするんだろう。

そして、わたしには理解をし、支えてくれる人がいたから早く回復期を迎えられたんだと思う。

最初は「半年も休職?!」と思ったが、あの時に休職をしていなければ、もっと症状は酷くなり、回復までにももっと時間がかかったかもしれない。

今だからそう思える。


そして、大袈裟だが運命の6ヵ月目の受診日。

「うん、仕事復帰していいよ。」

先生の言葉にわたしは嬉しくて涙が出そうになった。

「でも、まだ寛解じゃない。再発予防期だから、無理はしたらいけないよ?」
「はい、わかりました。」
「通院はまだ続けてね。」

こうして、わたしは1週間後から職場に復帰することが決まった。