体調や気分には、波があった。
調子が良い日が続いたと思えば、昨日の調子の良さは何だったの?と思うくらいガクンと落ちたりもした。
特に天気が悪い日は体調が悪く、頭痛に悩まされた。
そんなある日の土曜日。
青倉くんがいつものようにどっさりと差し入れを持って来てくれた。
わたしは青倉くんが居る時だけは食欲がわき、普段はカロリー◯イトかゼリーを食べて過ごしているのだが、青倉くんとおにぎりを食べる時間が好きだった。
そして、わたしの体調が良い時は日が落ちてから青倉くんと2人で短い時間だが、散歩に出掛けることもあった。
1人だと不安だが、わたしの症状を理解してくれている青倉くんが隣にいると安心できる自分がいた。
「青倉くん、いつもありがとね。」
わたしが青倉くんの隣を歩きながら言うと、青倉くんは「何がですか?」と不思議そうな表情をした。
「毎週土曜日来てくれて、差し入れまで買って来てくれて、こうやって散歩にも付き合ってくれて、、、。」
「何言ってるんですか?お礼を言いたいのは俺の方ですよ。こうして、理来さんと一緒に過ごせる土曜日が俺は毎週楽しみなんですから。好きな人と一緒に居られて、俺は幸せなんですよ?」
そう言い、微笑む青倉くん。
好きな人、、、
わたしたちは一回りも年の差がある。
青倉くんからしたら、わたしはおばさんだ。
青倉くんの気持ちは嬉しいが、その気持ちに応えられる自信がわたしにはなかった。



