青い月は、春を待つ。


ピンポーン

自宅ドア前のインターホンが鳴る。

わたしは玄関へ向かい、ドアを開けた。

すると、そこには爽やかな私服姿の青倉くんが立っていた。

「いらっしゃい。」

わたしがそう言うと、青倉くんは「突然、伺ってしまってすいません。」と少し恥ずかしそうに言った。

「ううん、わざわざありがとね。わたしこそ、こんな部屋着にスッピンでごめんね。」
「いやいや!春瀬課長は、部屋着でもスッピンでもお綺麗です!」
「ありがとう。どうぞ、入って?」
「お邪魔します!」

いつもカーテンを閉め、真っ暗な部屋にいるのだが、青倉くんが来ると聞いて久しぶりにカーテンを開けた明るい部屋。

青倉くんは大きなレジ袋を持ってくると、「好きなの食べてください!」と言った。

「こんなに買って来てくれたの?!いくら払えばいい?」
「そんな、お金なんていりませんよ!俺が勝手に買って来たんですから。」

青倉くんが買って来てくれたものは、おにぎりや飲み物、それからバランス栄養食品のカロリー◯イトやゼリーなども入っていて、食欲がない為、ちょっとしたそうゆうものが嬉しかったりした。

「じゃあ、わたしシーチキン食べようかな。青倉くんも一緒に食べよ?」

わたしがそう言うと、青倉くんは「じゃあ、俺は鮭で!」と鮭おにぎりを手に取った。