青い月は、春を待つ。


今日も相変わらずお喋り祭りの田んぼ三姉妹。

きちんと仕事をしてくれたのは、杉井課長が飲みに連れて行く代わりに自分の仕事を終わらせること!と言ってくれた時だけだった。

電話が鳴っても出ようとせず、「電話対応お願いします。」と言わないと出てくれない。

いちいち言うのが面倒で、結局わたしが出るか青倉くんがまだ不慣れながらも対応してくれたりする。

休憩時間になると、わたしは給湯室へ向かった。

「はぁ、、、。」

給湯室の椅子に座り、溜め息をつく。

いつもここに来ると必ず飲んでいた珈琲すら飲みたいと思わなくなり、自販機で買った緑茶を飲んだ。

わたし、どうしちゃったの?

わたし、何やってるの?

頭の中がボーっとする。

すると、なぜか突然涙が溢れてきて、頬を伝う。

あれ?わたし何で泣いてんの?

自分のことがもっともっとよく分からなくなってくる。

わたしは頭の中がグチャグチャになり、給湯室で1人泣いていた。