青い月は、春を待つ。


久しぶりに定時に退社出来たわたしは、真っ直ぐ家に帰宅した。

そして、疲れからソファーに倒れ込む。

もう動きたくない。

身体が鉛で出来ているかのように重く、頭ではご飯食べなきゃ、シャワー浴びなきゃ、など思っているのに身体がいうことを聞いてくれない。

でも、食欲ないんだよなぁ。
お昼ご飯食べなかったから、少しは食べなきゃいけないけど、食べる気にならない。

シャワーも面倒くさい。
でも化粧くらいは落とさないと。

わたしはまるで自分が怠け者になったような気分だった。

すると、またドクンと動悸がしてきた。

動悸のせいで胸が苦しく感じ、また頭痛もしてきた。

ダメだ、早く布団に入りたい。

その思いから、わたしはご飯抜きでシャワーだけを浴び、寝る支度をすると、まだ21時だというのに布団に潜り込んだ。

21時に寝るとか、小学生じゃん。

そんなことを思いながら、眠気には勝てず、寝れば頭痛も治ることを信じ、わたしは眠りについた。