「んでも神様はいねえだろ」
「ええ!? 神様はいるよ!」
「見たのかよ」
「見て……ないけど……」
「だろ? いて欲しいっつー願望はあるけど、実際いねえだろうが」
「いるよ! だって、空気だって目に見えないのにあるんだから、神様だって見えないだけでいるかもしれないじゃん!」
「空気は見えなくても感じてんだろ。酸素吸って生きてんだろ」
「そう……だけど……」
「人間っつーのは、理解が及ばないもんに遭遇した時、そういうもんに頼りたくなんだよ」
「そういう……もん?」
「目に見えない、ありはしないもんに、だ」
「そ、そんな事ないよ……」
「だから、言うんだろ。『信じる者は救われる』」
「ええ!? 神様はいるよ!」
「見たのかよ」
「見て……ないけど……」
「だろ? いて欲しいっつー願望はあるけど、実際いねえだろうが」
「いるよ! だって、空気だって目に見えないのにあるんだから、神様だって見えないだけでいるかもしれないじゃん!」
「空気は見えなくても感じてんだろ。酸素吸って生きてんだろ」
「そう……だけど……」
「人間っつーのは、理解が及ばないもんに遭遇した時、そういうもんに頼りたくなんだよ」
「そういう……もん?」
「目に見えない、ありはしないもんに、だ」
「そ、そんな事ないよ……」
「だから、言うんだろ。『信じる者は救われる』」


