「これは俺への呪いはねえじゃん。浮気した彼氏への呪いだろ?」
「……呪いって言うのやめてよ」
「まあ、この『呪い』は人を殺めそうだけどな」
手に持つ箱に視線を落とし「くはっ」と笑った悪魔に、「え?」と問い掛けると、悪魔はその箱を少しこっちへ差し出してくる。
「これ、失敗してんぞ」
「え!?」
「どんな作り方したのか知らねえけど、焦げ臭いし、めちゃくちゃ硬え」
「ええ!?」
「浮気した彼氏に渡してりゃ、歯でも折って呪い的には成功だったんじゃねえ?」
「の、呪いじゃないもん!」
意地悪な笑いを消さない悪魔の手から箱を引っ手繰ると思いの外それは軽くて。
「ご馳走さん」
その言葉と同時に箱の中を見ると、そこにチョコレートはひとつも残ってなかった。
「……呪いって言うのやめてよ」
「まあ、この『呪い』は人を殺めそうだけどな」
手に持つ箱に視線を落とし「くはっ」と笑った悪魔に、「え?」と問い掛けると、悪魔はその箱を少しこっちへ差し出してくる。
「これ、失敗してんぞ」
「え!?」
「どんな作り方したのか知らねえけど、焦げ臭いし、めちゃくちゃ硬え」
「ええ!?」
「浮気した彼氏に渡してりゃ、歯でも折って呪い的には成功だったんじゃねえ?」
「の、呪いじゃないもん!」
意地悪な笑いを消さない悪魔の手から箱を引っ手繰ると思いの外それは軽くて。
「ご馳走さん」
その言葉と同時に箱の中を見ると、そこにチョコレートはひとつも残ってなかった。


