Devilの教え

「アスマ、ファイト!」

 あたしの応援に大きな溜息を吐いたアスマは、本当に体がダルいのか床に転がったままで。


「家族っつーのはそういう存在だ」

 それでも随分と呂律の回りがよくなった口調で、話し始める。


「そういうってどういう?」

「唯一、当人のした事がまんま評価として反映するだろ」

「意味分かんない」

「例えばお前が殺人を犯したとしたら、それはお前だけの問題じゃねえだろ」

「うん?」

「家族までそういう目で見られんだろうがよ」

「あ……うん」

「何してもそうだ。いい事も悪い事も、何をしても当人の行動がそのまま家族の評価になんだろ。嫌だ嫌だと思っても世間はそうだ」

「うん」