だからもうここに置き去りにして帰るしかないのかって思った直後。
「タクシー来たぞ」
カウンターの方から声が聞こえて振り向くと、さっきの男の人がこっちに向かって歩いてきてた。
「タクシー……?」
「迎えが来るか分かんなかったから、呼んであったんだ」
無愛想って訳じゃないけど、お店の人にしては愛想のないその男の人は、あたしの背後で足を止めると、アスマの腕を掴んだ。
「タクシーまで連れて行く」
あたしを一瞥してそう言った男の人は、グイッと片手でアスマを引っ張り、肩に腕を回すと半分引きずりながら歩いていく。
その後ろをついて行きながら、タクシー代はどうしようって考えてた。
ここからアスマの家までそんなにお金は掛からないと思うけど、財布の中にはもう帰りの電車賃くらいしか入ってない。
「タクシー来たぞ」
カウンターの方から声が聞こえて振り向くと、さっきの男の人がこっちに向かって歩いてきてた。
「タクシー……?」
「迎えが来るか分かんなかったから、呼んであったんだ」
無愛想って訳じゃないけど、お店の人にしては愛想のないその男の人は、あたしの背後で足を止めると、アスマの腕を掴んだ。
「タクシーまで連れて行く」
あたしを一瞥してそう言った男の人は、グイッと片手でアスマを引っ張り、肩に腕を回すと半分引きずりながら歩いていく。
その後ろをついて行きながら、タクシー代はどうしようって考えてた。
ここからアスマの家までそんなにお金は掛からないと思うけど、財布の中にはもう帰りの電車賃くらいしか入ってない。


