Devilの教え

「はあ!?」

「お、親と喧嘩して家出して、それでアスマに――」

「どうしてそこでアスマさんなんだ!?」

「どうしてって……さあ?」

「まあいい! それはいい! そんな事より泊まったってお前まさか――」

「だから、何にもない! 何にもしてないし、されてない! アスマの家に泊めてもらっただけ!」

「何だとう!?」

 更に大声を出したスガ先輩は物凄い形相で、驚きと困惑と焦りにを混ぜ合わせたような顔をする。


 だけどそこに怒りの感情はない。


 だから決して怒ってるって訳ではなく、


「アスマさんの家に泊まったって言うのか!?」

 心配してくれてる……んだと思う。