Devilの教え

「何だよ」

「あた、あたしは!?」

「ああん?」

「あたし、どこで寝んの!?」

「そこらで寝ろよ」

「床!?」

「外よりマシだろ」

「え!? じゃ、じゃあせめて布団貸して!」

(あめ)えんだよ。枕があるだけありがたいと思え」

「枕!?」

 聞き返したあたしにアスマは言葉で返事はせずに、さっき投げた、床に転がる枕を指差す。


 まさか床で寝ろなんて言われるとは思ってなくて、茫然と差された枕を見つめるしか出来なかった。


 確かにアスマの言う通り、外で寝るよりはマシかもしれない。


 だけどいくら何でも床でって、絨毯すら敷いてないのに……。