来る時は表通りでエンジンを切るし、帰る時は表通りでエンジンを掛ける。
いつからそうしてるのか昔聞いたら、「いつからしてるのか覚えてないくらい前からしてる」ってアサミ先輩は言ってた。
表の通りに出てすぐに差し出されたヘルメットを受け取ると、スガ先輩はさっさとバイクに跨ってブオンと大きくエンジンを噴かせた。
「十時過ぎには着けるかな」
「結構遠いんですかあ?」
「まあ、近くはないな」
そう言ったあと、乗れって目配せされて跨ったバイクはすぐに発進する。
二月の風はまだ冷たく、あたしは身を切るような寒さに体を縮め、スガ先輩の背中に身を隠した。
バイクの免許は持ってないし、自転車すら持ってないあたしは、基本地元を出る事はない。
そもそも高校だって近いからって理由だけで二駅向こうにある学校を選んだ。
いつからそうしてるのか昔聞いたら、「いつからしてるのか覚えてないくらい前からしてる」ってアサミ先輩は言ってた。
表の通りに出てすぐに差し出されたヘルメットを受け取ると、スガ先輩はさっさとバイクに跨ってブオンと大きくエンジンを噴かせた。
「十時過ぎには着けるかな」
「結構遠いんですかあ?」
「まあ、近くはないな」
そう言ったあと、乗れって目配せされて跨ったバイクはすぐに発進する。
二月の風はまだ冷たく、あたしは身を切るような寒さに体を縮め、スガ先輩の背中に身を隠した。
バイクの免許は持ってないし、自転車すら持ってないあたしは、基本地元を出る事はない。
そもそも高校だって近いからって理由だけで二駅向こうにある学校を選んだ。


