アサミ先輩とスガ先輩の間に何かあったらいいのに。 ――そう思ってたのはただの妄想。 アサミ先輩とスガ先輩の間に何かあったら面白いに。 ――その程度の妄想。 自分の事じゃないから面白おかしく妄想してた。 むしろそれが真実じゃないから面白いと思えたのかもしれない。 だけど、それは現実になった。 マサキさんの部屋。 ドアの向こうにいるアサミ先輩とスガ先輩は、どう見たって「抱き合ってる」としか言えない状況で。