Devilの教え

 あたしの視線に気付いたアスマの、漆黒の瞳がこっちへと動く。


「何だよ?」

 あたしを捉えるその瞳は、外界の光でビー玉みたいに輝き綺麗だった。


「い、今の本当?」

「何が」

「スガ先輩の好きな人取ったって」

「ああ」

「ええ!?」

「別に大した事じゃねえ」

「ええ!?」

「うるせえぞ」

「ええ!?」

 喚きながら視線を移すと、スガ先輩は拗ねたみたいに唇を尖らせてる。