Devilの教え

「もうちょいテクがありゃ、こいつとヤれたかもしれねえのになあ?」

「べ、別に俺は——」

「仕方ねぇか。しょうもない場数しか踏んでねえんだろ」

「――はい!?」

「数ヤりゃいいってもんじゃねえんだよ。ロクでもねえ女としかヤってねえ証拠だ。折角の上物逃すくらいだしな」

「…………」

 鼻で笑ったアスマに対して、“元”彼氏は苦虫を噛み潰したような表情をつくる。


 正直スッとした。


 小躍りしたくなるくらいすっきりした。


 まさかアスマが嘘吐いてまで庇ってくれると思ってなかったから、今度は逆に嬉し涙が出そうになった。


 ……のも束の間。