"あやまらないで。僕に悪いと思うなら、素直になってよ。お兄さんに気持ちぶつけておいで。ダメだったら僕が慰めてあげるから。"

イタズラっぽく言う彼に、あたしはこれ以上、自分に嘘はつけなかった。

ホントはダン兄と踊りたい。

ダン兄があたし以外の他の女の子を見てるなんて嫌だ。

ダン兄に告白された、あの一年半前から、あたしはダン兄のことを一人の男の人として見始めた。

そして、気がついたらダン兄じゃなく、ダニエルに惚れてたんだ。



"ありがとう。ディミアンは超可愛いんだから、あたしより素敵な彼女がすぐ出来るよ!あたしが保証する☆"

"(笑)ありがとう"


あたしは、ダン兄のもとへと向かった。